花の命は短くて、なかなかそのど真ん中に巡り合うことが少ない。
しかも、花雨花梅雨花嵐などと季節の変わり目でもあるので気候も安定せず。
昨日、わが故郷の一大祭「どんたく祭り」が驟雨に見舞われパレード中止に追い込まれたとニュースで見かけた。
電関人幼少時代、このどんたく祭りのメイン要素の一つに市内電車(路面電車)による花電車が運行されていたのが懐かしい。
花の鉄道わ鐵に花と列車を愛でに、少しばかり遅い時季に出向いた。
谷を縫うような線路伝いに分け入ると、山間の小さな駅にはまだ花春が居座っていてくれた。
そんな花宴に花形トロッコ列車同士の交換という余興もあって宴たけなわ。
後発のわっしーを見送る花吹雪に短い花の命の切なさを噛み締める。
2017年 花春の沢入駅
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花列車
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