北陸旅行の思い出
亡き妻と寝台列車に乗っての旅行は数度その中で寝台特急北陸で出かけた北陸雪降る二月に寒ブリを食べに氷見港へ出たまだ薄暗い高岡駅で北陸号を下車氷見線ホームへ行くとど派手なヨンマルに出迎えられた車体に大きなぶりが泳ぐデザイン寒ブリ定食の味も含めて一番心に残る妻との旅行2010年 如月 北陸本線 高山駅 Canon IXY
View Article月光婦人
今日までお盆につき亡き妻の思い出を月光仮面ならぬ月光婦人?僅か東日本大震災の一週間後に父の法事で帰省した今やどのように帰ったかすら朧気震災の気分晴らしに二人で門司港レトロタウンを散策そして一度訪れてみたかったここ九州鉄道記念館でサングラスにマスクと月光仮面以上の変装振り病気発症間際の妻は悟っていたかのように二人の思い出作りをたくさん用意してくれた2011年 弥生 九州鉄道記念館にて Canon IXY
View Article此処は何処?
スキャンコンディションが悪いが画像を整理していてふと確か撮影は宝ヶ池かと思っていたがグーグルマップで見ているとどうも違うようだ沿線風景も大きく様変わりして画像を拡大すると行先板に出町柳と八瀬遊園の文字があるとすると叡山本線の三宅八幡か1983年?霜月 京福電鉄叡山線 Nikon F2photomicSB KR
View Articleルピナス咲く駅
北海道に行って一度は北海道色のヨンマルとルピナスの花の組み合わせを撮ってみたかったチャンスはかつての札沼線(学園都市線)終着駅新十津川で叶った電関人にとってはこの組み合わせこそが北海道ヨンマルの心象風景2018年 水無月 学園都市線新十津川駅 Nikon D5
View Article炭鉱町の遺産
炭鉱町時代に栄えた志免街を通る勝田線は国鉄時代に廃線駅跡地にできた公園は主の保存蒸機を持っていかれてエネルギー革命と共に衰退するかと思うも福岡中心街から近い地の利で住宅街に変貌鉄路を失った炭都にその設備が今日も物憂げに街を見下ろす2024年 如月 志免駅跡 Nikon Df※明日20日は留守にしますのでアップはお休みします。
View Article蒼い鉄道風景
一度は撮ってみたかった場所でこんな撮り方をしてみた蒼い色が何層にも重なり合い幻想的だった何もない蒼い風景を唯単行が音もなく走っていく2024年 水無月 京都丹後鉄道 丹後由良 Nikon D5
View Articleヨンマルと大山
大山山麓に位置するこの界隈は肥沃な土地で農地が広がるが9号線が線路に近く海側からサイドに撮影するのが難しい少し目線を上げて広がる田園とおそらく山陰本線敷設時から存在するであろう線路をくぐる水路と農業用取水口を入れて奥に雲間の大山界隈の営みがわかる構図にヨンマルを置いてみた2024年水無月 山陰本線 大山口~名和 Nikon D5
View Articleパンタグラフを下げて働く機関車
元は大牟田の炭鉱で働いていた機関車は晩年JR大牟田駅を発着する貨物列車を中継地で引き取りケミカル工場へ送り込む専用線で過ごした工場内では引火性物質を扱うので工場への送り込みを担う機関車はパンタから出るスパークの火花を避けるためにバッテリーを積んだ貨車より電力を供給される改造を受けたとてもユニークな存在だった2014年 長月 三井化学専用鉄道 宮浦 Nikon Df
View Article長閑な駅にて
かつて栄えた産業も今は無く沢山敷かれた鉄路も今では需要を見いだせず唯廃線を待つのみか?ディーディーディーゼルカーが来ないときでんでんむしの通り径駅には長閑な長閑なときが流れる2018年 水無月 留萌本線 真布 Nikon D5
View Article茶色の電機がいた頃
大所帯のEF65には茶色い機関車が居たそんな異色機は当然のこと好撮影対象別に運用を追っかけたわけではないが度々おいしい運用に登用されたまだ電関人の聖地に防風壁が付く前京浜地区からの物資を運んだ貨車たちが一斉に返却される列車石炭のホキと石油製品のタキがぞろぞろ繋がれたこの列車はそれは長大編成で被写体になるにはちょっと無理が2007年 睦月 武蔵野線秋ヶ瀬橋梁 OLYMPUS E30
View Article大地に息吹と煙と
年改まって大地は次の実りへ田起こしされた土野焼きされたくさ草モノトーンを色づかせるは常緑樹のみ大地の息吹に呼応するかのように勢いよく煙を吐いて線路を踏みしめて往く汽車2008年 睦月 真岡鐡道 真岡 OLYMPUS E300
View Article北王子支線最後の日
サラリーマン時代通勤途上でいつも見ていた貨物支線昭和の名残のような貨物専用線や貨物支線が無くなっていくのは本当に寂しい普段はさよならイベントなどには参加しない方だけどこの日ばかりはお別れを告げに行った2014年 弥生 北王子支線 Nikon Df
View Article名残雪のデゴイチ
春の彼岸に雪が降った水上の駐機場はみるみる間に白一色の冬景色デゴイチの足回りは返しの仕業に向けしっかりと油が行き届き準備に余念は無い罐の熱を帯びないテンダー後部は白く高湿の雪が纏わりつく小さな見学者も突然の雪に震える2014年 弥生 D51498 水上 Nikon Df
View Article湘南色とお米色
この時期に台風が来るとつい気になってしまう新米への影響店頭にコメが無い騒ぎの真只中でこれからのシーズン撮影に出て沿線の田圃の収穫風景を見ると何とも落ち着く其処へ日本の風景に熟慮された旧国鉄色の組み合わせはやはり不朽だネットなどを通じて溢れかえる情報に惑わされるより表に出て近づく季節の気配を探しに出かけてみては如何か2008年 神無月 しなの鉄道 千曲 OLYMPUS E-300
View Article木曽谷に響く重連のモーター音
一頃頻繁に訪れたEF641000番代重連が往来する中央西線そのうちの秋の陣深まりゆく木曽谷の秋澄んだ空気に重連のモーター音がずっしりと響く2010年 神無月 中央西線 OLYMPUS E-30
View Article赤い8181
言わずと知れたEF81のロイヤルエンジン赤い時代もローズピンクへ戻されてもこの罐が来るときは曇るか雨か相性が悪い2009年 長月 東北本線 黒田原 OLYMPUS E-30
View Article穂波に蒸機タンデム
秋にC61とC58の重連を追った返しを狙う場所に後閑の圃場を選んだたわわに実った稲穂は雨風のせいか不規則に倒れ金の穂波が荒れるかのように現れたC型のタンデムは思ったより速度が無く上手く流せなかったが思い出の一枚になった2011年 長月 上越線 後閑 OLYMPUS E-30
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