鹿児島本線の駅として、長崎本線の分岐点としてそして久大本線の発駅として栄えてきた鳥栖駅。
鳥栖駅といえば、ドイツ ドルトムントのUNION社 1889年製 レール。
この駅の主的存在。
そして、大きな給炭塔設備。
九州の無煙化直後の76年で、給炭塔は未だ現役のようにその矍鑠とした姿で周りに控える機関車たちを見下ろしていた。
セキがピットに荷卸しした石炭を自動で掬い給炭塔に積み上げるこの巨大な設備には、かつて在籍していたC55、C57、C59、C60、C61
といった歴代の急客機たちが面倒を見てもらっていたのであろう。
陽が大きく西に傾くころ、当駅始発の久大本線の下り列車が忙しく荷積み作業中でここにもう一つの鳥栖の顔であるキユニ16 1が居た。
幹線、亜幹線ともにまだまだ生活路線として活躍していた証。
久大本線のすべての列車がユニ付だった頃。
鉄道の街 鳥栖が健全に活動していた時代。
1976年5月6日 鹿児島本線 鳥栖駅
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鉄道の街 鳥栖1976
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