伯備線もクライマックスの布原へ。
新見へ到着すると布原はすぐそこである。
朝の新見駅は、乗客の姿もなく閑散としている。
サンライズは一分停車で出発。
布原駅では、115系と交換。
電車がこの地を走っていること自体が隔世の感である。
そして…
憧れの地はひっそりと一雨毎に濃さを増していく緑に抱かれていた。
中国山地の隘路にD51三重連の汽笛が木霊している幻聴のようなものを感じながら、
列車は谷間を抜けると徐々に伯耆の国の平野へと下っていく。
2014年五月
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思い出辿り旅 三 憧れの所在地 布原
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