山陰の旅に出るようになって初めてテーマに据えた「餘部鉄橋」。
しかしながら、そのスケールの大きさと歴史の重みに圧倒されてどう切り取っていいのか試行錯誤の連続。
おまけに天候までが、期待する雪が降るどころか毎年雨に悩まされるし、
雪や荒れた日本海を期待して冬ばかりの旅だから晴れ間すら得られない。
冷たい雨に重たくモノトーンに沈む大鉄橋と対峙しながら悪戦苦闘が続く。
1977年12月 山陰本線 餘部
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餘部の記録1977 冬枯れを縫って
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