盆を過ぎると毎日のように夕立があり、だんだん涼しくなる空気の中に秋を感じる。
昼間はつくつく法師が行く夏を急き立てるように鳴き、夜には秋の虫の声を聴く。
こんな感じが子供のころから電関人が抱く夏から秋への季節の変化だ。
立秋を過ぎ盆が終わる週末に秋探しの旅に出た。
湖上に打ちあがる花火。
灯りの数だけ営みがある家族のもとへ戻った精霊は盛大な送り火で再び天へと帰っていく。
車窓越しに見える花火とその音は涼やかな夜風とともに秋の到来のしるし。
2015年立秋 木崎湖花火大会と稲尾駅停車中の5345M
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秋探しの旅 1 精霊送りの花火
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