勤め先で飲み会があり、程好くいい感じであるのでそのつながりで、懐かしいダイニングカーの話。
今でこそ一部の夜行列車に残るのみといっていいほどとなってしまった。
しかし、汽車旅が本来スローライフの最たるものであるのだからその車内で食事をするのは半ば当たり前の行為。
駅中や、駅周りの買い物事情がすこぶる良くなったことを理由にその車内販売も止めた鉄道会社もあるが、
それはナンセンスだと電関人は強く主張したい。
食堂車を利用できた時代にアルコールをいただける年齢には達していなかったが、そこでお酒を煽りながらそして食事をしながら
眺める車窓は格別なものであり、それを極々一部の旅人しか味わえないのはこの国の鉄道旅行を台無しにしているとしか
言いようが無いのである。
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サシ481。
この車を種車にしたトワイライトの食堂車もあるが、唯駅弁を食べたり、コンビニのおにぎりを頬張るのとは明らかに違う旅の醍醐味が
其処には圧倒的に存在するのである。
これから新幹線とういう或る意味この国の社会リズムを瓦解させてしまった乗り物のさらなる発達により、
在来線ダイヤがスカスカになった上で、おそらく営業利益至上主義の鉄道会社が色んな列車を新たに走らせると思うが、
是非、このスローライフにおける食事の重要性を再認識して欲しいものである。
1976年6月 鹿児島本線 特急有明
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ダイニングカーの話
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