後立山連峰に属する峰の一つで大糸線の撮影で良く背景にする山である五龍岳。
その頂の傍に春になると現れる名武将武田氏の家紋武田菱が見えるのでも有名である。
その五龍を春まだ浅い2月に撮った1枚が下のもの。
山頂やや左下に武田菱が薄っすら見えるがまだ雪を被っている。
望遠レンズでググッと引き寄せると冬の澄んだ空気で五龍が物凄い迫力で迫ってくる。
さらに季節が進んで白馬の里の田圃に水が張られる直前。
畔の蒲公英だけが季節を先取りする白馬の春景色。
この時季になると件の武田菱もくっきりと姿を現す。
スキー場のゲレンデからの五龍岳。
武田菱がほぼ正面に見える
五龍の名はその御菱(ごりょう)が訛って五龍になったという説もある。
信州を治めた名勝武田信玄公を偲べその荒々しい山容からもイメージがダブる五龍岳が好い。
2007年、2009年撮影
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五龍の春
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