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Channel: 狂電関人の写真庫
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煙に塗れる旅 エピローグ

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少し間隔が空いたけど、煙に塗れた旅を終える締めくくりで。
三川発車の後、32Countさんに燕三条へ送っていただく帰り道にもう一度ばんもの。



猿和田手前のストレートで後追いショット。
平野部に出た韋駄天走りのライトパシフィックは、往年の急客機の貫禄そのままに走り抜ける。
夕方の日差しこそ厚い雲に隠れてしまっていたが都合この日4度目の撮影にほぼ満足。

思えば1日でディーゼルの紫煙からタンク機の煙そしてライトパシフィックの煙と追いかけてきた撮影行、
まずは只見線の2422Dをひと区間だけ乗車し、開け放った窓からかすかに香る排気を久々に嗅いだ。
そう、電関人が旅してきたかつてのローカル線ではボックスシートを独占して、進行方向に向かって腰掛け
足は前の席に投げ出すというのが王道。
そんな懐かしくもある王道座りの老人を車内で見つけた。といっても電関人を合わせても二両にたった
4人の乗客で、その乗車率はかつての国鉄時代の赤字ローカル線ワースト記録を争った添田線や漆生線より少ない。



このボックスシートの光景も然り、何とかローカル線の原風景を残し米どころを走る只見線の巧い存続のさせ方は無いものであろうかと、
考えさせられる旅でもあった。

2016年5月29日 上)磐越西線 馬下~猿和田、下)只見線 小出~薮神

 


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