入梅
関東も先週末入梅が発表に。雨の撮影はいろいろと大変だけど、被写体も減ってることだし今年は少し真剣に「梅雨」に向き合ってみるかと。梅雨の花といえば電関人は何といってもこの青い紫陽花。雨に輝く紫陽花が好きである。2010年梅雨 撮影
View Article煙に塗れる旅5 峠の咆哮
目線のやや引き、大俯瞰ときたら今度は寄りでということで、会津坂本~塔寺にあるサミットへ。トンネルポータルの上から或る一瞬を狙う。なんだ坂こんな坂と上がってきた坂道からサミットのトンネルに入る一声の汽笛。まさに生き物の雄叫びのように、垂直に昇る白と黒の煙。2016年5月29日 只見線 会津坂本~塔寺 C11325 9430レ
View Article煙に塗れる旅7 日出谷の定番にて
今晩からの遠征に備え、前倒しのアップということで。客車がこの色になってからの初ばんもの。HM自体はシックなデザインなのでまずはちゃんと一枚押さえることに。茶色とバックの杉の緑が何とも綺麗な組み合わせでもう少し煙が欲しいところではあるがまあ及第点。線路脇にひょろひょろ伸びる謎の植物がやや気になるところ。さて、ラストはやはり三川発車か。2016年5月29日 C57180号機 8233レ 磐越西線...
View Article煙塗れの旅8 三川駅出発
定番ポイント日出谷の後は阿賀野川がつくり出す渓谷を出て三川へ。渓谷ではアップダウンを繰り返してきた磐越西線も平野部に出て急客機持ち前の韋駄天走りに。その前に、三川の停車を使って火床を直すのか濛々たる黒煙を上げる。その出発シーンでは往年の罐の迫力が再現される。力強くドレインを切って、ピストンから大口径動輪へ力を注いで行く。夕闇迫る空を墨色に染めて・・・。ここからは快走区間だ!2016年5月29日...
View Article夢列車、ふたたび
6月に入るとともに週に一度、あの夢列車が帰ってきた。そのカシオペア紀行を会津の帰り道、黒川鉄橋に乗せて・・・。夏至に向かう遅い日の入りのこの時季、ほんのりと一日の終わりの陽光が感じられる中を駆け抜けていく夢列車。そろそろダイニングカーの営業もスタートする頃であろうか。正装の色差しをしてもらった機関車は誇らしげに胸を張っているかのよう。2016年6月 黒川橋梁にて 8009レ
View Article雪の苅田と日本海と橅編成
この土日、気温急上昇でノビている。何もやる気が起こらない蒸し暑さ。せめて此処だけは涼しさを出したくて選んだ一枚。とうとうHB車に替ってしまった橅編成。40系時代に乗ってみたかったなぁ。2014年 五能線
View Articleデゴイチの角度 後藤工デフの場合
6年前の写真から。僚機499号機の装備を模して後藤工デフを付けたデゴイチを何度か撮りに出た。ややもすると頭でっかちに見えかねないのを、かなり横に振ってデフの長さを見せるこれくらいの角度が電関人的にはお気に入りの角度であった。そういえば、しばらくデゴイチを撮っていない。何処か非電化区間で走らないかなぁ・・・。2010年7月 水上
View Article氷の花咲く林と169系
はまなすが去って、急行列車も過去のもの。大衆の旅の味方だった急行列車の余韻を求めたしな鉄169系リバイバルカラー。霧氷?がついた白い真冬の花が咲く高原の林をバックに、分割された付属編成の急行列車然とした169系はかつて信州の日常風景だった。急行車両は居なくなったけど、また懐かしい色の電車を頼みますよ、しな鉄さん!! 2009年2月
View Article或る夏
今日は朝から雨、水瓶の水量が増えることを願う。こんな日しゃしんゴコロにはスカッと晴れた夏空が恋しい。オカポンの畑にトウモロコシが植わっていた或る夏、ロクロクがブルサンを連れて下っていく。この夏はどんな鉄道風景に出会えるだろうか・・・。2010年8月 5775レ?
View Article超私的昭和風景譚 -3-
現在のような無粋な柵に線路が覆われる前、線路端は格好の子供の遊び場だった。古枕木の柵はベンチ替わりで、構内入換する貨物車両を飽きることなく眺めていたり、時にはそれ自体が線路の役目をしたり・・・。線路の中に入らない限り、叱る大人は居なかった。絶えずこどもの元気な声がしていたのが線路端だった。昭和の頃、乗る側にもそうでない側にも生活の一部分だった鉄道が懐かしい。1979年3月 南福岡
View Article低い太陽
南部縦貫鉄道のダイヤは昼間は疎らであった。冬の低い太陽が少し西に傾く頃ようやく下りがやってくる。鉄橋の高さを利してレールバスの愛らしいフォルムをシルエットで強調してみる。レールバスが去ってしまうと、川の流れる音だけが辺りを支配し低い太陽は先を急ぐかのように目に見えて地平へと近づいていく。1982年冬
View Article旅の誘い
ガガガガガッ、スハネフ14のディーゼル発電の大きな音と油臭い排気を潜り抜けて、乗り込む一歩から旅が始まる。リネンの消毒の匂い交じりのエアコンの涼風が出迎え。車掌からの列車案内や見送りへの注意など慌ただしい放送が終わるか否かにホームの発車ベルが鳴り響きいよいよ発車の時を迎える。ぐっと胸が高鳴る瞬間。1978年6月 博多駅
View Article夏の終わりのプレゼント
改正以降というもの貨物の牽引機に関して撮りたいところで撮れない状況が増えた。かといって東海道方面は遠いしと貨物撮影頻度が激減。最近撮った(と言っても既に三年前)貨物の中では組み合わせがバツグンの一枚。国鉄色の機関車にレール三段積みのチキとJP8のタキ。まさに夏の終わりのプレゼントだった。2013年9月
View Article憧れの優等列車
今日で1歳とって松井秀喜元選手の背番号に。その記念日にはやはり大好きだった82系かもめの一枚をアップ。キハ82系は初期製造が昭和36年、初期投入がサンロクトオでとても親しみが湧く形式。佐世保発の付属編成は筑豊本線回りで、まだ蒸機が闊歩していたモノトーンの街並みに対し燦然と華やかな優等列車というコントラストだった。1974年 飯塚駅
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