超私的昭和風景譚 -4-
本線と称する動脈の大きな駅は必ず貨物ヤードを擁していた。解結貨物で集められた荷をさらに振り分けて新しい貨物列車を仕立てていく。地味だけど確実に日本を動かしていた原動力。夏の強い西日が当たる中、黙々と作業が進む。力強い鉄道貨物輸送が好きだ。1976年 岩国駅
View Article夏空のもと
今年の梅雨明けは来週以降とのこと。暑いのは苦手だが、夏空が恋しい。夏空=入道雲を求めてここ数年チャレンジするも中々好い空に出会えない。この日も入道雲狙いだったが、逆に真っ青な夏空となった。そんな真っ青な夏空に一番似合うのは、EF66の100番代だと電関人は思うのである。2012年夏 武蔵野線 3061レ
View Article秋晴れの蒸機タンデム
早くも気持ちは秋に馳せる。夏は暑いし、光線は綺麗じゃないしと難癖付けて・・・重い腰は上がらず。秋の美しい斜光線のもと重連の蒸機でも狙いたいもの。できれば、お気に入りのC58が重連をやってくれないだろうかと暫し妄想。2011年秋 水上にて
View Article天空の回廊
高い築堤の向こうの空に美しい雲があって欲しいというのは多くのカメラマンが思うこと。そんなシャッターチャンスに恵まれたこの日この時。太陽光線には恵まれずとも、空に浮かぶ雄大な雲は満点であった。風っこの大きな窓いっぱいに広がる秋のプレゼント。2015年 初秋
View Article超私的昭和風景譚 -5-
乗り心地はさておき、オハ35、オハフ33はその矍鑠たる存在感から好被写体だった。無数に打ち込まれたリベットは年輪のように歴史を語りかけてくる。1978年 鳥栖駅
View Article森の奥の小さな機回し
それはそれは小さな機回しだけれども、本家サカイ譲りの精悍な面構えが嬉しいDL。小さいけれど、本格的な林鉄の旅が味わえる。この夏ひと旅如何!?2010年夏 赤沢休養林にて
View Article永遠の輝き
PFと汎用機に呼ばれながらも東機に配属されて九州ブル仕業に従事した選ばれし1両の1107号機。最後まで旅客機として所属するも、地味な裏方仕事を黙々と熟した終盤。落ちる約1年前に美しい姿をヒガハスにてカメラに収めていた。不格好なクーラーこそ付いたものの、そのサラブレッドとしての毛並みの良さが放った最後の輝きは特急機としての永遠の輝き。この言葉を電関人としての最後の餞とさせてもらう。2014年秋...
View Article夏空現る!
梅雨明け宣言翌日の今朝、空は青空に白い積雲とまさに夏空。こんな日に仕事とはと、恨めしく空を見上げながら通勤する。明日同じような空ならば、ちょっとカメラを提げてヒガハス辺りに・・・。写真は2012年8月の夏空と2レ
View Article夏のカシオペア
現地に着いたときは、ほぼ思い通りの夏雲浮かぶ青空だったが、今日のヒガハスの空はとにかく変化が速い。自然相手でややイメージとは違ったがようやく夏のカシペアらしいカットが撮れた。青田と夏空に赤い機関車。思い出に残る一枚。2016年7月30日 EF8180 8009レ ヒガハスにて
View Article金太郎街道のプレゼント
久々に出かけたヒガハスで、金太郎街道のプレゼントがあった。臨貨8063レに2号機が登板。1エンド前もうれしい。さらに、撮った時には1次型か、としか気づかなかったのだが4088レは1号機だった。地平すれすれの陽光があたり蕾だけれど蓮なめで。2016年7月30日 ヒガハスにて
View Article暮れなずむヒガハスを・・・
鉄友のRDP3氏より、ヒガハスでカシ紀行撮るのならと教えていただいたネタもの。日没寸前のヒガハスの暮色に似合う暖色を纏った3機が寄り添って上っていく。蓮を前景に非日常な組み合わせが面白い。2016年7月30日 配9160
View Article東京よさこいの提灯
今年ももう点いたであろうか、東京よさこいの提灯は?電関人がそれを知ったのが3年前。お祭り自体は2か月後だが、本家のよさこいの期日に合わせてであろうか早々と点灯され大塚駅前は一挙にお祭りモード。町行く人々もなんとなく高揚感漲る。しかし、ロータリーの電車と提灯の距離が微妙で。いつもより濃い茜色に染まる大塚駅前。2013年8月10日 大塚駅前
View Article垂れ始めた稲穂に伸びる臨タキ
昼前から天気は徐々に回復。こうなると青空期待でついつい定番アングルへ。けれども心地よい青空とまでは行かないので、レンズをいつもより下向きに構え・・・時折吹き抜ける爽やかな風にそよぐ稲穂、早いものでは黄色味を帯びて垂れ始めてきている。朝からカメラに収まる臨タキも盆前の送り込み増もあって活転並みの長さ。盛夏の暑さの中にも確実な季節の歩みを感じるのであった。2016年8月11日 8685レ
View Article超私的昭和風景譚 -8-
空気のヌケ感。やはり温暖化現象の一つなのか最近の空のヌケ感がいまいちだと思う。しきりにカメラをいろんなものに向け始めていた70年代後半。よく自室の窓から空を撮ったもの。低い雲に高い雲。空の奥行きが深く、刻々と変化していく様をずーっと見いっていた。1976年7月 自室の窓より
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