ネガケースに昭和51年6月13日とある。
OM-1には50mmだけで、確かお下がりのPEN-Fに100mmを付けて遊んでいた頃。
自宅前の道から交差点に出たあたりから西鉄側を撮った。
夕闇が迫る通りの両側には個人商店が林立。
バックを走り去るのは、入線間もない新鋭5000形。
西鉄に新性能化と新塗装の旋風を巻き起こした。
画面左、女の子が自転車で出てくる後ろの今村商店は現在セブンイレブンでそれ以外写っている店は現在皆無。
「コンビニエント」という言葉と引き換えに多くのものを失った気がする現代。
その最たるものは「我慢」や「辛抱」ということかもしれない。
昭和51年6月 郷里春日原
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超私的昭和風景譚 -6-
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