毎年今頃になると6年前の北遠征のことを思い出す。
それは良い思い出というより寧ろ撮り足らなかったという後悔の念からだ。
ED79という形式の薄命さからかもしれないし、
海底トンネル繋がりで関門トンネルを頻繁に行き来していたことから、
津軽海峡トンネルに対するシンパシーからなのかもしれない。
最後の夜行急行となったなまなすも海霧の中のカットが残るのみ。
三脚に据えたカメラが濡れるほどの多湿の中での撮影だった。
その後奥羽本線内の名撮影地を巡ってD51によるDC記念列車も押さえたのち、
薄暮の中の上りあけぼの撮影を最後に東北道で帰路についた。
2011年6月 津軽線 左堰~奥内、奥羽本線 浪岡~北常盤
↧
多湿な季節の思い出
↧