東北も入梅し昼間の蒸し暑さが少し落ち着く夕暮れ時、
花巻温泉の湯治の湯へ汗を流しに電車で出かける。
幅5mにも満たない凸凹道に敷かれた併用軌道をそこどけそこどけと、
ゴトゴトと幅の狭い電車に揺られて・・・。
着いた電停のすぐ傍にある大沢温泉の風情ある総木造の建屋の一番奥にある
川沿いの混浴露天風呂で汗を流して、帳場脇の売店でフルーツ牛乳を買って火照った体に流し込む。
なんとも楽しいスローな時間。
嗚呼、こんなことができる温泉電車が
平成の今も残っていたらなぁ・・・。
保存電車を見ながらふと妄想してしまった。
2017年6月 花巻
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花巻の温泉電車に揺られ
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