油川で見つけた羽黒神社のしめ縄である。
県道を線路と反対に渡るとそこには津軽海峡が広がる漁師町。
そのしめ縄から容易に連想できる一つは漁師の道具の網。
それと同時に、遠く縄文の時代への考古学浪漫が迸る。
三内丸山遺跡出土品からは、
高い生活技術力が幾つも見て取れる。
栗の木をすでに栽培していたことや、3000年以上も昔から染色や織物技術を習得していたことなどなど。
その文化は何処から来たのであろうか?
季節風に乗って日本海を超えて遥か彼方からなのか否か。
そのしめ縄の網目は土器の文様そのものではないか!!?
この晩、千畳敷の宿の布団はまるで幾千年もの時空をかけるマシンと化した。
2018年 睦月 上)油川羽黒神社 下)三内丸山遺跡関連HPより
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日東流の季節風に抗う 番外 しめ縄考
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