電関人が特別な思いを寄せる交直流型急行電車。少年時代にビッフェで食べたサンドウィッチ、そしてこの車両で通った予備校時代と。
それが平成の今北陸本線を駆ける。風光明媚な日本海に面し点在する駅も昭和の頃からほぼ変わらない佇まいを見せ何もかもが国鉄時代のそのもの。
まもなく北陸新幹線が走り始めると、この車両は姿を消して駅の景観もすっかり変わってしまうのであろう。
ホーム連絡の踏切が鳴りだして電車が到着。ピーッと笛一声、指差確認をしてドア締め、電車はトンネルへと消えていく。
一連のシーンが微笑ましくゆっくりとシャッターを切った。
2014年7月 北陸本線 有間川駅
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北信・北陸エリアに国鉄型を求めて その14 国鉄色が通う海沿いの駅
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