ある写真同人会で出されたテーマが「音のある風景」で最後の撮影チャンスに風邪でダウンしてしまった電関人は写真庫から提出。
電関人の写真には圧倒的に駅撮りの写真が多い。そこには様々な「音」が存在するからなのだろう。
乗降客の雑踏、列車から発するメカニカルな音、放送や発車ベルの音、そして弁当売りの声。
そんな駅の複雑に絡まる音の中で旅に出る期待と不安が入り混じる旅人の姿が印象的。
そこへこれからの旅をエスコートするあかつき号が入線。少し前まで駅には五感で旅情を感じ取る風情があった。
1978年7月 鹿児島本線 博多駅
↧
夜行列車が通う駅の情景 1978博多
↧