頻繁に鉄道写真を撮るようになった頃、まだキハ55やキハ26などを集めた臨時急行が多客時に運転されていた。
すでにクリーム地に赤や青のラインを巻いた準急行色からベージュにスカーレットの気動車急行色に変わっていたけれど、
急行色を纏いながらも寸胴に低運転台の真四角の前面窓と貫通扉の真上に付いた大きなヘッドライトのスタイルが独特の存在感を振りまく。
旧塗装も、準急行の現役時代も知らない電関人だがその独特顔に準急行の残響を強く感じるのであった。
1976年5月 鹿児島本線 白木原~南福岡 キハ55ほか 臨時急行出島(?)
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準急行の残響 キハ55
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