電車は編成をそう簡単には入れ替わることは無いけども、
特急型やキロを除いて全ての車両に運転台が備わる急行型気動車は様々な理由でその編成の組み換えがされていた。
もともと分割・併合の利便性からそういう設計にされたのであろう。
ある日の竹下区の昼下がり、偶然その組成作業に出くわした。
けして広くは無い竹下気動車区の構内で数名の手旗信号掛が車両に乗り込んで作業が進んでいく。
幹線系統の列車となると10両以上の編成となり、そのすべてにエンジンを搭載するのだからメンテも大変だったであろうし、
調子が悪いクルマは編成から抜いて代替車を繋いだりと。
黙々と淡々と組成作業をこなしていく職人の眼差しが印象的だった。
1977年10月 竹下区にて
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急行気動車組成作業
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