雪晴れのカシオペア
最終列車までに何とか雪絡みのカシオペアが撮れたらとそんなことを思っていた矢先に、千載一遇のチャンスが巡ってきた昨日の8010レ。未明に降った淡雪がヒガハスの田圃に残り、道床の法面は消えてしまったもののなんとか8010レの通過までもってくれた。蒼穹の冬空の下、屋敷森から時折落ちる雪氷を堪えながら夢中でシャッターを切った。2016年2月7日 EF510509号機 8010レカシオペア@ヒガハス
View Article雪の花道
未明に降った雪で薄化粧したこの日曜日のヒガハス。普段だと上り定番がカシオペア狙いで混むところ、この日は下り定番が暗いうちから込み合った。孤高の原色ロクロク27号機が来るからで、今や現存する国鉄機の中では一番人気。投入された3085レが通過する7時過ぎはまだ道床にも法面にも雪が残り、天然のレフ板と冬の抜けるような青空とフルコンで一層その凛々しさが増幅された。2016年2月7日 EF6627号機...
View Article凍えるヤード
寒い時期の川崎貨物は忙しい。頻繁にタンカートレインが出入りする。製油所から積車が出てきて、空車が送り込まれて、留め置かれているタキ車の組成入れ替えがされたりと。ガチャン、ガンガンガンガンガン・・・水銀灯に冷たく浮かび上がる幾筋ものレール。ヤードに響き渡る音を聞きながら暫し寒さを忘れて見入っていた。2015年2月 川崎貨物
View Article惜別のスポットライト
夕暮れ時の8009レに陽光を反射させる狙いでヒガハス通い。一番太陽の角度が良くなる1月末から2月頭に2度ほどチャレンジ。結果は以下の通り。2/2は空の表情は申し分なかったものの肝心な太陽が雲に隠れて・・・2/7は辛うじて機関車の上部に弱く当たって、惜別のスポットライトということにしようかと自問自答した。2016年2月 どちらもEF510510 8009レ@ヒガハス
View Articleニセンパックにブルースカイ
三寒四温の今日この頃。今日も日中は暖かで千切れ雲がぽっかり浮かんで春めいていた。日々段々と春の足音が近づいて来ている。春のダイヤ改正まであとひと月ちょっと。機関車の動向、ことにロクゴが気になる。ロクゴといえばこの異端児2089(ニセンパック)。纏うブルーも兄弟機とは若干異なりお気に入りの一台。真っ青な空の下で青タキを牽く彼の機は格別である。2013年2月 EF652089 4073レ 高崎線...
View Articleコキ50000のある風景 4 原色赤プレPFとの思い出
貨物に残る原色PFは青プレの2両のみ。スノープロー付きの精悍な赤プレ原色機の方が個人的には好きだった。この日は上越の雪のせいか遅れが生じていて、1078号機の遅2087レが雪つきのコキ50000を牽いて現れた。2012年2月 EF651078号機 遅2087レ 東北本線 東大宮~蓮田
View Article黙々と
改正まであとひと月。毎度のことながら国鉄型機関車の動向を気にしながらの撮影が日々続く。一番気になるのがこの時期走り込みが続くカマでその後廃車の前兆。かつて赤プレ原色機、そして前回の2036、2037などのデカパン機などがそうだったように今回そのような動きをしているのが青プレ原色機。そんなことは我関せずと黙々と仕業をこなす2121号機。2015年12月 EF652121号機 3070レ 東北本線...
View Article原田(はるだ)で撮る5 折返しのオハフ33
筑豊本線から蒸機が姿を消して間もない原田駅。其処彼処に蒸機時代の面影が残る構内に佇むオハフ33。到着後の機回しも済んで静まり返ったホームで古豪の顔と対峙する。俺は筑豊の栄枯盛衰をすべて見てきたと言っているような風格。筑豊のヤマに入る人を運んだのも今は昔。筑豊からマチで働く人や学生を運ぶ今。折返して筑豊へ向かう列車に人影はほとんど無く。静かに発車を待つオハフ33。1977年10月 筑豊本線 原田駅にて
View Articleスポーク車輪のタキ
シルエット写真が撮りたくて練習を始めた頃の一枚。プロの撮った写真を見よう見まねで夕方の傾いた太陽を背に超ローアングルに構える。その一コマに写っていたスポーク車輪のタキ。いつ頃まで残っていたか知らないけど、気が付いたらプレートタイプのものばかりになっていた。重量感たっぷりなタキ車に華奢なスポーク車輪が妙にノスタルジーを感じさせてくれる。1977年5月 鹿児島本線 南福岡付近
View Article屋敷森とヨ
貨物列車の最後尾から緩急車が無くなって久しい。最初のうちはなんだか締まりがないなと思っていたけどそのうちに慣れてしまったもの。ただ、今でも最後尾の形状として標識灯は良くても反射板はいただけないと思っている。平成の世でもたまにお目に掛れる緩急車がある。大物車シキの伴走役に使われているヨ。その姿をたまに8592レで拝めることがあり、そんなチャンスに巡り合えるとちょっと懐かしい。2011年2月...
View Article汽笛一声
或る晩秋の秩父鉄道にて。下り込みの5002レは煙が期待できないので、河原の水溜りで水鏡遊び。ボーッと汽笛のスチームが谷に響くその音を演出してくれた。2014年11月末 秩父鉄道 親鼻~上長瀞
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