残雪の磐西
そろそろ朝陽の温もりを感じることに春到来の実感が沸く今日この頃。雪の写真を撮るのもそろそろ終盤だが、残雪の風景となると話は別で場所によっては初夏まで楽しめる。弱い夕陽に向かって急客機らしい白煙とドレンをいただく。春まだ浅い磐西路。2004年4月
View Article華やぐ駅
近所でもちらほら花が咲いているのを見かけるようになり、春が近いことを実感する。丹精込めて手入れされたあの鉄道の駅にももうすぐ華やぐ季節が訪れる。花だけでなく、ホームに降り立つ観光客の姿も駅の華やかさを盛り立てる。華やぐ春の駅を撮りに行きたいものだ。2013年春 上総鶴舞
View Article孤高の旧型車
その名はマニ37。昭和50年3月改正で、多くの旧型客車による急行列車が廃止された。辛うじて旧型のまま残った夜行さんべやかいもん、日南などにその往年の余韻を感じつつ、同様に14系化された雲仙・西海号に連結されて下ってくるマニ37を愛おしく撮影した。あれからもう40年も経とうとしている。1978年3月 鹿児島本線 水城~二日市
View Article久しぶりの出逢い
今日は埼玉県内のJR線と秩父鉄道を巡ってきた。その朝一は、久しぶりのロクロク27号機との出逢いから始まった。朝陽に輝くその雄姿は、国鉄時代から少しも色あせていないかのようであった。2017年3月12日 武蔵野線 東浦和~東川口 1088ㇾ
View Article春の息吹
メインの秩父鉄道列車撮影を終えて山を下りオカポンヘ。春の到来を感じる柔らかな陽光の中、土手には菜の花が咲きそろう。バックを行く単桃も足取りも軽く。2017年3月12日 EF210121 単5883 岡部~本庄
View Articleデキ201
未だ私鉄で電機がバリバリに活躍する秩父鉄道。C58に代わってデキ201が日章旗を付けて山から下りてきた。独特の台車を見せたくてお立ち台の鉄橋へ。この日は嬉しいことに、100、200、300、500とデキ全形式が揃い踏みだった!2017年3月12日 デキ201+12系 RSEC臨 親鼻~上長瀞
View Article名残梅
季節は移ろい早や秩父にも春がやってきた。華やぐ旧塗装のデキをバックに寒中梅をいただいた場所で、名残の春を撮影。さて、これからこの一年どこで何を撮ろうかと・・・。二か所は決まっているんですがね。2017年春
View Article正攻法
同鉄道きっての男前機の鉱石列車とくれば余計な工夫は要らない。ちょっとビーム影があるが、ビシッと順光で!ウゥーンと唸りを上げて坂を登って来て、タタンタタンタタンタタン・・・とヲキの寸詰まりなボギー台車の忙しないジョイント音が心地良い。2017年3月 デキ108 7105レ
View Article春の雨
朝からしとしと雨が降っている今日。春の雨は、一雨ごとに段々と暖かくなっていき、植物にとっても成長のための恵み雨となる。ぼーっと遠くが霞むような春の雨が好きである。この時の雨はどちらかというと、嬉しい雨というよりも花散らしの恨み雨だった。2012年春 上総川間
View Article九州赤べこにぞっこん 83 痛恨の早切り
まだ35ミリ一眼を使い始めて間もない頃、狙いは、ナナゴ限定運用の花形5050レとびうお号。ファインダーの向こうに現れたのはトップナンバー牽引の彼の列車。画面上部の邪魔な電線をトリミングしているが、痛恨の早切りで、パンタの一部はポールに掛かり最後尾のフの部分がポールの陰に隠れるように抜け切れず。こんなヘボな写真を量産したあの頃ではあったが、今となっては夢のような被写体が目白押し。1976年5月...
View Article上りはやぶさ通過
高校当時のネガからほぼフルサイズで一枚。少し日が長くなりかけの時季の上りはやぶさを近所の踏切で見送る。 何の変哲もない日常の或る夕暮れ時いつもと変わらぬ夜の帳に辺りの雑然とした風景が覆い隠される寸前、一本の蒼い矢の如く通過していくはやぶさ。それは、未だ見ない将来への希望と不安が綯交ぜになった自身の気持ちを目の前の現実から進むべき未来へ誘う道標のようにも思えた。1979年2月 4レはやぶさ
View Article五年ひと昔
昭和の頃は、十年ひと昔とよく言ってたが今は五年ひと昔かもっと早いくらいではと常々思う。五年前は、貨物のPFも1000番代だったしホンモノの赤プレ原色機が走っていたし、貨車もタキ38000が現役で懐かしい黒っぽい編成が見られたものだった。JR化30周年を迎え果たしてその功罪やいかに・・・。2012年4月 8179レ
View Article都営7000系 桜忌
綻び始めた桜の花は中々咲きそろわず。そんな中、いよいよ都営7000系は改造車を除き引退の悲報。いつかそうなるとは分かっていたものの、ウーウー唸り乍ら飛鳥山の急勾配を登って行く旧性能車が一掃されるのはやはり昭和鉄男児にとって悲しいものである。まだ少しお別れの猶予があるようなので、桜の花で7000系を送り出してあげよう。2012年 飛鳥山付近にて 都営7022
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