独り
先だって僚機EF651118が去りとうとうこのデザインを纏う唯一の存在となる。再度、栄光の旅客列車の先頭に立つ時は来るのであろうか?独り寂しげに展示に向かうハチイチ95号機。2015年9月
View Article上総来冬 完 ススキ曇り
天気予報通りに昼頃には雲が空を覆い始めて陽光を遮る。「すすきぐもり」なんて言葉はないのだが、切通のススキの海に陽が注ぐとその光景は秋を感じさせ、逆に日の当たらないそれは寒々と近寄る冬の荒涼さを感じさせる。「すすきぐもり」は、冬の到来の風景。いよいよ上総の郷にも冬がやってきた。完2015年11月 上総鶴舞
View Article昭和田舎電車かんばら 8 雪止みの高松
シベリア育ちの冬将軍が断続的にドカ雪を齎す。つい先ほどまで一寸先も見えないほどだった吹雪が去りつかの間の雪止み。静まり返る昼下がりの高松に聞こえるのは、唯一近寄るかんばらの電車の音のみ。雪雲が早く流れて次の吹雪を予感させる。1982年冬 高松
View Article1978年夏の午后 立川駅にて
32Countさんのブログでクモヤの単行写真を拝見していてふと・・・。高校二年の夏休みに上京した際よく見かけたクモニ13のことを思い出し、その一コマで立川駅でちょうど夕刊の荷下ろしをしているところを。青梅線の101系も懐かしい。1978年8月 立川駅
View Article深浦凍夜 動と静
以前DE10客レが深浦駅到着のカットはアップ済みの深浦駅のバルブ。水銀灯で漆黒に浮かぶエメラルドのような夜景。到着の客レは、翌日の運用に備えて客車は構内の留置線へ。その作業を終えたDE10は庫へと移動。その一連の作業を動でとらえた一枚。作業後の構内を駅端の踏切から静の一枚を。深浦の凍夜は深々と更けてゆく。1983年2月 五能線深浦駅
View Articleスチーム濛々と 冬の夜の下関駅
もう一時代前の話。冬の客車列車の暖房は機関車側のボイラーで水を焚いてその蒸気を客車に供給するシステム。なので、急客機と呼ばれる機関車は必ずSG(蒸気ボイラー)を積んでいた。その冬の風物詩であるスチームを濛々と上げるシーンが見たくて山陰旅行の帰り道下関駅に寄る。...
View Article冬汽車
冬の早い日暮れを追うように汽車が発車する。しばれる上州の空気に真っ白なドレインを精一杯吐いて。シュッシュッシュッ。ピストン音が遠ざかると入れ替わりに、ゴトンゴトンと鈍いジョイント音。残照に浮かぶ山の端と燈る街灯り。空に薄く広がる煙、仄暗く車内を照らす白熱灯、そして二つのテールランプ。旅愁たっぷりに冬汽車が遠ざかる。2009年12月 渋川駅
View Article冬空の下のカラフルライナー
殆どがコンテナ列車になってしまった現在の貨物列車。その楽しみ方の一つは様々な色の私有コンテナに彩られたカラフルライナー。真っ青な冬空の下、同じ色したライナーが行く。2009年12月 EF651064(列車番号不明)武蔵野線 東川口~東浦和
View Article茜色の機関車
冬は大きく西に傾いた陽で建物の影で斑模様のこの場所で、敢えて5781レを待つ。マンションの谷間から差す波長が長いスポットライトを浴びて紅色した機関車は・・・ほんの一瞬、茜色に染まる。この機関車が一番美しく千両役者になる一瞬。2010年12月 東北貨物線 赤羽~浦和 EF81133号機 5781レ
View ArticleSANTA TRAIN 2006
暖冬のせいもあっていまいちクリスマス感に乏しい今年。せめてブログで盛り上げるべく写真庫内を探し回る。06年12月、長年の付き合いの鉄友三羽烏で真岡のサンタトレインを撮った。返しの列車を折本駅で、日没近い駅で沢山のギャラリーがお出迎え。車内ではサンタさんからプレゼントは貰えたのかな?2006年12月23日 真岡鐡道 C1266 SANTA TRAIN 折本駅
View Article昭和田舎電車かんばら 9 家路電車
かんばら電車がまだまだ生活路線だったころ。細かい雪が降りしきる暮時の七谷に加茂からの電車が到着。車内は家路客で満員。さあ家までは、もう一息だ。1982年2月 七谷
View Article来る貨物に行く貨物
2015年も大晦日を迎えました。公私ともにあれよあれよの一年でしたが、拙ブログをこの一年ご笑覧いただき誠にありがとうございました。今年同様に大好きな貨物列車を中心に来年も追いかける所存でございます。また、線路端で見かけた際には声をかけていただければ幸いでございます。それでは皆様、良い年をお迎えください。狂電関人 拝2015年 大晦日
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