西鉄昔日 最後のご愛顧
ついに最後の日が来た。地下街が出来て地下鉄が走るのも賑やかかもしれないが、電関人は、やっぱり地上に市電が走る福岡の街が好きだった。最後の数日、日頃のご愛顧に応えるべく運賃無しで走った福岡市電に積み残しが出る騒ぎも。専用軌道の区間が何とも好きだった。本当に本当にありがとう。そんな気持ちで最後の最後までシャッターを切りまくった。1979年2月10日
View Articleくびきのナロー探訪3 点景~動かす人々
公園鉄道とはいえ、安全を順守して動かす人々は真剣そのもの。姿たるや、頸城鉄道そのものを感じた。思いクラッチに変速器を操る女子機関士も場内の信号は全てがNPOスタッフの手旗で、若き旗振りもニフ1の切り離し入換の人夫も、真摯に安全運行を支える眼差しはプロそのものだった。2017年10月 くびきのレールパークにて
View Article寒空を突く咆哮 38年振りの邂逅
復活一番列車以来、ようやくにして西の貴婦人との邂逅の機を得る。折からの寒波襲来によりらしいと言えばらしい冬の日本海型気候の中、ファーストシャッターチャンスは、日差しを得た。手持ち愛機に単玉300㎜...
View Article寒空を突く咆哮 煙を棚引かせ
兎に角一番列車の際には列車鉄なわけで返しの一発のみだったため、定番撮影地を巡る。長門峡を発車し、順調に加速していくC571はまさに急客機の走りになり煙を綺麗に棚引かせる。美しい美しい、品格の煙。2017年12月9日 8521レ 長門峡~渡川
View Article寒空を突く咆哮 往路最後のアタック
往路最後のポジションを徳佐~船平山のプチ俯瞰に取る。寒空に突き刺さる様な咆哮と共に竹林の陰から8521レが立ち上がって来る。津和野に向けて最後の登りアタック。鉛色の空を墨汁を足すように濛々と煙が染めていく。きりっと前方を凝視して終点を目指す。 2017年12月9日 8521レ 徳佐~船平山
View Article冷雨独行
本番前の上り列車が通過。しかし、それは露出チェック列車ではなくこちらも歴とした本番なのである。冬の日本海側気候は、猫の目天気で奥の山肌は日差しがある。寂しく刻まれる短尺レールのジョイント音が冷たい空気に響く。2017年初冬 山口線 宮野~仁保
View Article八五二二の吐煙を追う 白煙と柿木
往路はどちらかと言えば正面勝ちに狙ったので、返しはやや横へ振って。そして、往きに3発撮れたのでやや遊びカットを。この場所へクルマを止めた瞬間からモチーフは唯一つ、たわわに実を付ける柿木。お誂え向きに白煙を棚引かせてくれたので・・・冬の宿題である柿の木を期せずして山口線でクリア。8522は山の隘路へと分け入る。八五二二レ 津和野~船平山
View Article赤間駅払暁
冬の福岡は夜明けが遅い。それでも、旧友と山口線に出かける前に赤間駅で一人朝練。5時前に博多駅傍のホテルを引き払い、電車で赤間駅へ向かう。到着後暫くして東の空がようやく明るくなり始める。5時台から7時にかけて福岡ターミナルに入る貨物が次々やって来る言わば貨物銀座タイム。6:45...
View Article八五二二の吐煙を追う 篠目発車
ここへは寄りたかった。現役っぽく発車が撮れるから。北西から押し寄せる冬雲が仄かに色付く頃。八五二二列車は篠目駅に居た。峠越えしてぎりぎりの滑り込み。レンガの給水塔と腕木信号・・・すべてをドレインに包み篠目を出ていく。感動の煙の往復だった。2017年12月9日 篠目駅
View Article7年前からのメリークリスマス
今日は暖かなクリスマスだったが、またもや年末にかけて大型寒波が襲来とのこと。いわゆる「爆弾低気圧」というやつだ。7年前の今日、磐越西線で撮ったXmas Train。この時も大型寒波襲来で、結局気が小さい某旅客会社はビビッて現在は12月頭のクリトレ運行に変更している。もう一度、白い悪魔にアタックする貴婦人の華麗な姿を拝みたいもの。というわけで、7年前よりメリークリスマス!17年 聖夜
View Article過去旅への誘い'77 岩国駅22:40
暖冬期の真っただ中、恨めしい雨の中の旅出である。当時の山陰ワイド周遊券による周遊区間へ福岡から入り込むルートとして夜行活用であれば、①...
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