九州赤べこにぞっこん(64)重連と砂利道と子どもと・・・
まだまだ鉄道敷地の境が曖昧として鷹揚だったころ。当然今みたいに厳重な柵もないし、その境目の土地は恰好の子どもの遊び場だった。そんな距離感を鉄道写真に求めたく・・・。秋の夕方、柔らかな日差しを全身に浴びながら定期重連貨物が目の当たりを通過していく。長閑な昭和の国鉄時代の風景。1976年9月18日 鹿児島本線 水城〜白木原(現大野城)ED73+ED75301...
View Articleロクロクの思い出 山を下りてきたフレトラ
最近駐在機配置の関係でロクロクの0番代が相次いで再稼働していてうれしい限り。そんなロクロク0番代といえば、やはり何といっても山陽・東海道の大動脈をエアサスの10000系を連ねてかっ飛ぶ姿が絵になる。西の箱根ことセノハチの隘路を下りてきたフレトラ。お盆前後かにも少なくかなりのスピードで、1/500の標準で止まっていない。1977年8月 山陽本線 瀬野駅 EF6614号機...
View ArticleDD51重連 北上線雪の力走
北海道のDD51重連を未撮影の電関人にとって、DD51の迫力ある雪の力走は北上線。当時の鉄道誌でその存在を知って、絶対に雪の力走を撮りたいと思った。当時の北上線の貨物は、本数も多くかなり効率がよかった。プロテクターに旋回窓の厳ついDD51が2機轟音とともにトンネルを飛び出してきた。1983年2月(?)北上線 和賀仙人〜陸中大石...
View Article機回し線のある0番線 原田駅
かつて当たり前に存在した風景。しかし、その非効率さゆえにどんどん姿を消して近い将来蒸機などの一部のイベント列車の運転以外にはこの運転形態は姿を消してしまうのであろう。間合いの運用で各停に使用されている475系のサハシといい、原田駅の0番線におけるDD51726号機の懐かしい機回しの風景。1977年10月30日 鹿児島本線 原田駅...
View Article九州赤べこにぞっこん(66)ED761021 9レあさかぜ小倉入線
20系あさかぜの写真で走行写真を交流区間ではさほど撮っていない。そんな数少ない、しかも駅撮りで9レが小倉駅に進入する写真。門司でバトンタッチしたアンカーED731021号機が残りわずかなラストランを任される。本州のロングランに比べたらわずか70数キロの距離を担当する九州赤べこはED731000番台の独壇場だった。1976年7月(?)鹿児島本線 小倉駅 ED731021号機...
View Article追良瀬を行く客レ 五能線冬紀行
白神山地に水源を持つ追良瀬川が日本海に注ぐ河口を湾曲してまわり込む線路をゆっくりと客レが進む。薄っすら積もる雪が寒さを増す荒涼とした景色の中をそっと進む。偉大な大自然の中で鉄道の存在は、ちっぽけで頼りなげだ。その過酷なまでの自然相手に冬も黙々と走る五能線と今年も対峙する。1983年2月 五能線 追良瀬〜広戸...
View Article冬の日本海を見に・・・
昨年に続き、明日からまた日本海を見に北へ出かけてきます。昨年、五能線で撮影できた列車は2日間でこの1本のみ。今年こそたくさんカメラに収めてきたいと思う。しばらく更新とレスができませんがよろしくお願いいたします。2013年1月19日 五能線 追良瀬〜広戸 遅れのリゾートしらかみ※励みになりますので、左のにほんブログ村鉄道写真ボタンをポチッとよろしくお願いいたします。
View Article蒼い時間(とき)その一 五能線冬紀行
念願かなって岩館の鉄橋に列車を載せての初撮り。といってもこの日朝から五能線東能代寄りの区間を撮って回わった夕方のカットでこの日3度目の岩館の鉄橋である。積雪こそ少なかったものの、イメージ通りに岩館鉄橋の蒼い時間をモノにできた。次回は是非夕焼けに染まる紅い時間を撮りたい。2014年2月1日 五能線 あきた白神〜岩館...
View Article蒼い時間(とき)その二 32年後の金木駅にて
今回ははやぶさで新青森へ行って初日に津鉄へ向かう。最初の一往復こそメロス牽引だったが、今回はそのあとDD35が2往復ストーブ列車を牽いてくれて昨年のリベンジを果たしたのだった。そんな津鉄の締めくくりはやはり蒼い時間の金木駅で撮影。1日中冬の津軽鉄道らしい強い風が吹く荒れた天気に見舞われて、走る車両も駅の建物も変わったが32年経った今も金木駅には変わらない鉄道原風景が存在する。2014年1月31日...
View Article蒼い時間(とき)その三 驫木駅の始発列車
撮影旅行最終日の朝、迷わずに向かったのは驫木駅。五能線でも最も列車密度の低い区間である岩館〜深浦は一日数本の列車しか通わない。昨年は雪に覆われていたのに今年はあたりに残雪がほんのわずかあるのみ。始発が来る少し前、父親の車で送られてきた女学生が一人乗車する。波音も穏やかに驫木の一日が始まる。2014年2月2日 五能線 驫木駅 キハ40594ほか...
View Article金木築堤今昔 生き証人の勾配票
今も昔もずぅっと見守っているであろう金木の築堤のほぼ真ん中に存在する勾配票。地吹雪や雨や日照りにに耐えながら幾星霜。この築堤を往来する列車を見守ってきた。キハ10系タイプも・・・今のメロスも・・・何代も代替わりしながらも来る日も来る日も黙って見つめている。そして、電関人には津鉄で一番懐かしい場所。上)1983年2月撮影、下)2014年1月31日撮影 津軽鉄道...
View Article梅雪
公園の梅林は紅梅の満開から白梅の綻びに差し掛かるところ、今日は朝から大雪に見舞われて一面の銀世界。梅雪の美しさが心に沁みいる。ただ、関東地方の人々は雪に慣れていないのでほどほどに止んで欲しいものである。2014年2月8日 蕨城址公園
View Articleリベンジ達成 DD352現る!
北紀行2年目の今年。ストーブ列車午前中の1往復目は、メロスの代走。ドキドキしながらその次の運用を確認すると次の列車からDD352の当番という回答。気を良くして件の築堤に向かう。かくしてカランコロンとロッドの音も軽快にDD352が築堤の向こうから現れて無事リベンジ達成となる。2014年1月31日 津軽鉄道 嘉瀬〜金木 DD352...
View Articleガンガラ穴とキハ
初めて行った撮影地はウミネコのパラダイス。雪が無いこともさることながら、この日の日本海は波も穏やかで普段の冬であれば波飛沫を被りそうな海側から奇岩を入れて。ガンガラの穴をしっかり見せて尚且つキハを入れる欲張りカットに20?を登用。できればもっときれいな海の色を出したかったが・・・。深浦のお立ち台もパスするオヤジ撮影団もここは思い思いのアングルに散る。2014年2月1日 五能線 陸奥岩崎〜十二湖...
View Articleバック トゥ ザ 昭和の冬景色
本日は予定通りRDP3氏の案内でいすみ詣に。が、朝4時に起きてテレビの天気予報を見ると・・・、房総半島は雪!おかげで昭和時代に見かけた東北地方辺りのローカル線冬景色にタイムスリップしたかのようないすみ鉄道の撮影となった。五能線に雪が無かったり、千葉県で大雪が降ったりとやはり異常気象なのだろうか。2014年2月11日 いすみ鉄道 総元〜西畑 101D キハ52125+キハ282346...
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