元祖マッチョ電機の記憶 EH10
黒い躯体の二連電機に初めて出会った時は圧倒的なインパクトだった。その性能から、山陽・東海道筋でコンテナ列車を牽いてガンガン飛ばしているイメージのはずが、晩年だったせいか、出会った姿は寧ろ解結貨物のような二軸貨車を連ねた地味な運用が大半で。岡山で出会ったクロパン改造13号機は、まさにオール二軸。角張ったこの罐にはPS22がお似合いだったかもしれない。今だったらさながらBLACK...
View Article新転地での活躍 EF59
EF59と言えど種車はEF53と56でEF58より年上機。EF53、EF56の現役時代は知らないがEF57の現役時代を記録できなかった電関人はデッキ付きの大型電機見たさにセノハチヘ通った。形式こそ変われども、ウーウー唸りながらゴーサンとゴロクが手と手を結び力一杯貨物を押し上げる姿は迫力満点。1981年3月 山陽本線 瀬野~八本松 EF5921+EF5915
View Articleデッキ付き EF61200
瀬野八繋がりでもう一つ。電関人の上京と時をほぼ同じくして導入された瀬野八の守り神EF61200。種車ロクマルの顔に貫通扉と八本松寄りにデッキが新設された。デッキ付きの青い機関車には正直戸惑ったもの。デッキ側を撮るには、上りの仕業中ではなく下りの単機回送を撮るしかないのである。もう一つのデッキ付きの赤い奴は残念ながら撮らずじまいになりそう。1981年3月 山陽本線 八本松~瀬野 EF61207
View Article雪の大蒲原 蒲原鉄道の思い出
蒲原鉄道の駅の中でも、創設当時からの駅で鉄道名がつく大蒲原が気に入っていた。開けた土地の真ん中に駅は位置し、辺り一面の圃場が広がる。冬は一面雪に覆われて其処彼処に組まれたハザギだけがその下が圃場であることを判らしめるのみ。乗客の気配が無い方は回送であろうか。のんびりと午後の二連の電車が大蒲原の野を横切って行った。1982年2月 蒲原鉄道 高松~大蒲原
View Article幻走 富士
今日、東京駅100周年の記念に1日だけの特急富士が東海道を走った。友人のブログにはその美しく蘇った往年の勇姿が上がっている。沿線はものすごい人出だったとか・・・。電関人は、ひとり違う富士をここで幻走させて東京駅のアニバーサリーを祝うことにする。1977年12月 EF65527 8レ富士 岩国駅通過
View Article冬枯れをゆく 帰ってきたカシオペア
友人のRDP3さんに誘われてヒガハスへ。遅れの貨物が入り乱れる中、久々に帰ってきたカシオペアを流してみた。道床とバックの冬枯れの中に銀罐を置いて。綺麗にシンクロできなかったものの、イメージ通りの角度で。2014年12月20日 東北本線 蓮田~東大宮 EF510510 8010レ
View Article冬の風物詩
冬の楽しみは何といってもタンカートレイン。単機だったり、有っても短かったりとしていたそのスジが寒くなるにつけ18~20両クラスの長い編成になりさらにその色や形式もバラバラだったりして。ほとんど露出が無い中クロスパンタの若番機が長いエネオスカラーのタキを従えて氷雨の中を下っていく。2014年12月20日 東北本線 東大宮~蓮田 EF21013 4091レ
View Article金木駅交換
駅も車両も変わってしまったけど、この駅で列車が交換するしきたりは今も継承されている。キハ22タイプと元西武の電車改造の客車だけで編成された列車の交換風景。1983年2月 津軽鉄道 金木駅
View Article吹雪の中の 急行あがの
当時、磐西日出谷でマイブームになった撮影ポイント平瀬集落。かつての藁葺家屋が寄り添うように数軒建つ中を大きく弧を描いて通り抜ける鉄路。この日始終降り続く吹雪の中を力強く急行あがのが駆け抜けていく。1982年2月 磐越西線 日出谷~鹿瀬 急行あがの
View Articleそそり立つ山とディーゼル急行
磐越西線の非電化区間には、二つの急行があった。沿線を流れる大河からとったあがのとやはり沿線から見える連峰のいいで。いかにも美しい沿線景観を持つ磐西らしく、その景観にディーゼル急行のツートンカラーが馴染んでいた。平瀬から壁のように迫るこの山の景観が好きだ。※一連のアップしている磐越西線の急行列車名について、編成や前後のコマ関係からみていいでとあがのが...
View Articleオールドタイマーの塒 立川機関区
2つ上の先輩に誘われて一度だけ訪れた立川機関区。茶色いオールドタイマーで埋め尽くされた華奢な私鉄クラスの庫がなんとも渋い味を出す。既に古巣高崎第二機関区を追われたF級機の進出が始まった頃で庫の奥で主然と幅をきかせていた。学生当時、吉祥寺に在住した電関人にとって青梅線系統は余りにも身近過ぎた結果この愛くるしいD級機の活躍シーンは殆ど手元に無い。1981年 西国立(立川機関区)ED16 9号機ほか
View Articleビバあいづ
電関人が鉄道写真を本格的に撮り始めた頃沢山存在していた485系も風前の灯火。ひと頃には全て国鉄色から塗り替えられて様々なカラーを纏わされた。その中でも最も奇抜な塗装をしていたのは赤べこ塗りなどビバあいづをはじめ郡山~会津若松シャトル車だったと思う。けれども、このビバあいづカラーは前面の山なりの赤いラインを除けば意外と沿線景観に合う渋い塗装だったと評価したい。1995年2月 磐越西線 ビバあいづ
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